大阪で外壁塗装を施工する際に、特に気になるのは費用相場です。
見積もりで想定外に高い金額を提示され、金額が妥当かどうか判断つきかねている方も多いのではないでしょうか。
大阪で外壁塗装にかかる費用や内訳についてご説明します。
全体の費用相場
外壁塗装にかかる全体の費用相場は、延床面積で計算することができます。
外壁の面積は、建物の延床面積の1.2倍で求められます。
1坪を3.3平米だとした場合、20坪の建物の延床面積は20坪×3.3平米=約66平米、塗装面積は 66平米×1.2=約80平米となります。
30坪前後の一般的な住宅の場合、塗装面積は約80平米~120平米程度となり、費用は、40万円~100万円が相場です。
これ以上の金額になると、相場からは離れていますので、他の業者にお願いするのが得策です。
塗料の相場
外壁塗装を行う上で、絶対に必要なのが塗料です。
使う塗料によって費用や耐用年数が変わってきます。
外壁塗装は一般的に最低でも10年に1度は塗り替えが必要ですので、10年耐久できる塗料を選ぶようにします。
安く、耐用年数の短い塗料を選んでしまうと、10年持たせることができず、住宅そのものの痛みにつながったり、余計に費用がかさんだりしますので、金額だけで選ばないようにしましょう。
シリコン塗料は、1平米あたり1,800~3,500円で施工することができ、耐用年数は7~15年とコストパフォーマンスに優れています。
オススメなのが無機塗料です。
1平米あたり3,500~5,000円と高額にはなりますが、耐用年数が10年~25年と非常に優秀です。
また、外壁の表面が白く粉状になってしまう「チョーキング現象」を防ぐこともでき、メンテンナンスの期間を延長できるので、長期的な費用の節約につながります。
足場代の相場
外壁塗装をする上で欠かせないのが足場の費用です。
足場は施工を行う職人の作業場の確保、足場にシートを張って塗料が周りに飛散するのを防ぐ役割があります。
安全を確保し、丁寧で綺麗な工事を行う為にも、足場の設置は必要不可欠です。
シートはなくてもいいのではと思われるかも知れませんが、大阪は隣家との距離が近い場合が多いので、塗料が自分の土地以外に飛散する可能性がある場合は必ず設置しましょう。
足場を設置する面積は「外壁面積×1.3」で求められます。
外壁面積の1.3倍で求めるのは、外壁を囲む為に少々ゆとりを持たせる為です。
足場を設置する面積に提示される単価を乗じたものが足場代です。
1平米あたり足場の単価は800円前後、飛散防止シートの単価は200円前後ですので、20坪程度の住宅では6万円程度の足場代がかかります。
費用の節約
大阪で外壁塗装を行う場合、数十万円の費用が掛かり、とても安い金額ではありません。
しかし要点を押さえておけば費用を節約することができます。
まずは見積りを複数社取ることです。
当たり前といえば当たり前ですが、1社にしか見積りを依頼していない場合、それが適正な金額なのか判断することができません。
適正金額からかけ離れた金額を提示してくる会社もありますので、それを回避するにも複数社から見積りを取ることが大切です。
2点目は屋根塗装と同時に施工することです。
屋根塗装代もかかるので、金額としては高くなりますが、足場代が1回で済み節約することができます。
屋根塗装も、紫外線が強い大阪では必要なメンテンナンスですので、屋根塗装の予定がある方は同時に依頼してもいいでしょう。
また、屋根塗装を同じ業者で行うことで、割引がある会社も多くあります。
3点目は大阪府の助成金を利用することです。
大阪府は、2021年現在で大阪市や枚方市、八尾市など10市町村で外壁塗装に対する助成金があります。
大阪府のホームページに記載されておりますので、まず自治体で助成があるのかまず調べて見てください。
終わりに
大阪で外壁塗装を行う上での費用についてご説明しました。
外壁塗装を行う際は、地場を理解した大阪の地元業者に依頼することで費用の節約や、工期の短縮につながります。
大阪で外壁塗装を検討中の方は是非参考にしてみて下さい。